婚活パーティーの歴史について、調べてみました

今では「婚活パーティー」と呼ばれていますが、かつては「集団お見合い」と呼んでいました。

日本で最初の集団お見合いは、戦後の1947年（昭和22年）11月6日に、東京の多摩川河川敷で結婚情報誌『希望』が主催した「青空集団お見合い」と言われています。20歳から50歳までの男女386人が参加したとされています。

この成功を受けて、その後あちこちで集団お見合いは実施されました。

仲介役がしっかりと存在し、集団とはいえ形式ばった出会いの場だったそうです。

その後、高度経済成長に伴い、核家族化や都市部への移住が進行し、結婚の決定における家族の関与が減少しました。その事により、形式的な場から、よりカジュアルな雰囲気の「お見合いパーティー」が登場し始めました。

主催は、地域の自治体や労働組合が中心となり、従業員や地域住民向けに行われることが多かったです。

バブル期に入ると、消費志向とライフスタイルの多様化により、従来のお見合いだけでなく「自分の好みに合った相手探し」が重視されるように成りました。

結婚情報サービスも普及し、オーネットやツヴァイといった大手結婚情報サービスが登場しました。これにより、集団お見合いに代わり、個別カウンセリングやデータマッチングが主流となりました。

データマッチングを活用した婚活パーティーが注目され、趣味や職業などのテーマに特化したパーティーが増加しました。

2000年代に入ると、婚活ブームが到来しました。晩婚化や非婚化の進行により、婚活という概念が社会的に注目されるように成りました。

婚活パーティーも多様化してきて、例えば：

・テーマ別（例: ワイン好き、アウトドア、アニメ好き）

・年齢や職業別（例: 30代限定、医師・弁護士対象）

・スポーツや料理体験など、体験型イベントが増加。

などが開催され始めました。

そして、パーティー参加者の情報がオンライン化され、利便性が向上しました。

そして現在、少子高齢化と価値観の多様化が進行する中、婚活市場はさらに拡大しています。

LGBTQ向け、国際結婚、シニア層向けなど、ターゲットを絞ったパーティーが充実し、ニーズの細分化が進んでいます。

オンライン婚活も登場し、ZOOMなどを活用したオンライン婚活パーティーも一般化してきました。

更に、マッチング精度を高めるため、AI技術やビッグデータが導入され、個人に最適な相手探しが可能に成りました。

集団お見合いは、戦争や経済状況に対応するための「必要に迫られた制度」から始まりましたが、時代とともに個人の価値観やライフスタイルの変化を反映した「選択肢の広い出会いの場」へと進化しました。現在では、オンラインとオフラインを融合させた多様な方法が用意されており、出会いの形はさらに自由で柔軟なものになっています。

(追伸)
今日が、この先の人生で、一番成婚しやすい日です！
今日よりも若い日は有りませんからね。